第4回ベイエリアUFOエキスポ













 9月14日と15日の両日サンタクララ・マリオット・ホテルで第4回ベイエリアUFOエキスポが開催された。両日参加はかなわなかったが、第1日目の講演を十分に堪能できた。

今回のスピーカーは、東京でも今年4月に講演をおこなったデービッド・アイクを始め、エミー賞を受賞したテレビ・プロデューサーのリンダ・モールトン・ハウ、ミステリー・サークルの研究で有名なコリン・アンドリューズ、フィラデルフィア実験の生存者であるアル・ビーレック、若くして「ザ・ブラック・ヴォルト」というウェブサイトを立ち上げ、政府機関が公開した情報をそこに掲載し続けているジョン・グリーンワルド、49年もの長きに渡ってUFO問題を研究してきたビル・ハミルトン、アブダクションの研究者であるバッド・ホプキンズ、秘密結社による陰謀論を展開するジム・マーズ、第12番目の惑星について研究しているジェーソン・マーテル、ニューメキシコ州にあるとされる地下基地の研究などで知られるショーン・デービッド・モートン、コンタクティーのロバート・ショート、アブダクティーのシャーリーンとアーリーン姉妹である。

このうち第1日目のスピーカーとなったのは、ジム・マーズ、ビル・ハミルトン、デービッド・アイク、リンダ・モールトン・ハウ、ジェーソン・マーテル、アル・ビーレック、デービッド・アイクであった。秘密結社の話やノルウェーのへスダーレンで観察されている不思議な発光体の話、いろいろなタイプの宇宙人の話、12番目の惑星とされるニビルの話、フィラデルフィア実験の話など、UFO通にはおなじみの話が続々登場した。各スピーカーは45分間のレクチャーで自分の話の概要を簡単に紹介し、もっと詳しくその話を聞きたい人は、そのスピーカーと一緒に別の部屋に移動して、さらに1時間45分にわたってその人の話を聞くワークショップに参加するというシステムになっていた。

今回のエキスポの私の一番のお目当てはアル・ビーレックであった。昼休みにホテルの庭のベンチに座って友だちと一緒にサンドイッチを食べながらロングスカートに身を包んだちょっと場違いな感じのする2人の女性を観察していたら、そこにひょこりアル・ビーレックが現れて、彼女たちとあいさつを交わしたかと思うと3人でどこかに立ち去ってしまった。そして我々が昼食を終えて立ち去った後に同じベンチに座ってサンドイッチを食べ出したのは、他でもないアル・ビーレック本人と連れの女性たちであったという事実にちょっとしたおかしさを感じてしまった。

会場ではUFO関係のビデオやオーディオテープ、書籍、アクセサリーなどが販売されていた。マッサージやヒーリング関係の人々もいた。イベント案内のパンフレットもたくさん置いてあった。集まった人々は最低でも400名位いたようだ。デービッド・アイクはかなりたくさんの客を集めていた。デービッド・アイクが会場のステージに立って自分の講演の準備をしていた時にアル・ビーレックが演壇に登って来た。それを見たデービッド・アイクはアル・ビーレックのところに駆け寄って行って挨拶した。リンダ・モールトン・ハウは意外にも背の低い人であった。彼女のまわりには多くの人々が集まっていた。私はこれまで彼女の本を2册ほど読んでいるが、これでもか、これでもかと証拠をつきつけてレポートしていく姿は尊敬に値すると思っている。

私は当然アル・ビーレックのレクチャーとワークショップの両方に参加した。彼と関わりのある人々と場所の写真をたくさん紹介しながらフィラデルフィア実験の話をしてくれた。時間の性質や7つの次元についての話も興味深かった。フィラデルフィア実験については学研社のムーブックスなどで基礎知識を十分に得ていたので何が出てきても別にびっくりはしなかったのだが、彼がはっきりと真珠湾攻撃がアメリカ軍側に事前にキャッチされていたと断定したのには正直言ってびっくりした。半世紀以上も立ってしまうと機密も機密扱いされなくなるのだろう。彼の講演からは新しい知識は何も得られないだろうと思って参加したのだが、それなりの収穫はあった。本人を目の前にすると本を読むだけよりもインパクトは強いようだった。高齢のために声は低いがクールな口調で早口で話し続ける彼を見ていると、それなりに味わい深いものがあった。

いつまで言論の自由が保証されるのであろうかと危ぶまれるような今日この頃、このような講演会に気楽に出席できるのは有り難いことであると感激した一日であった。たとえアメリカ人でも全員が戦争を望んでいるわけではないと感じることができたのはアメリカに住む私にとっては良いことであったと思っている。
 

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