神なき非創造論者の
「科学的?」創作神話
以下の文の出典は不明ですが、非創造論が科学だと主張している世界創造のシナリオは、およそこのようなロマンチックな非科学的な飛躍の多い理論であるという典型的な例として提示しておきます。赤色はこちらのコメントです
>〔熱いマグマに覆われた地球〕
>
>宇宙が生まれ、無数の星々が姿を現し、それは超新星となって
>爆発して死に絶え、そして再び輪廻のように星々が生まれていった。
>やがてその星々に太陽系が加わり、私たちの地球が誕生した…。
>およそ46億年前。その頃の原始地球には海もなく、乾いた岩石で
>できた大地には、まだ、生命の兆しは見えない。
>
>原始地球の地表には、宇宙空間を漂う微惑星が絶え間なく降り
>そそいでいた。その衝突エネルギーのほとんどは熱に変る。
>地球を覆う濃密な水蒸気大気がその熱をため込み、
>地表の温度は次第に上昇していった。
>
>やがて、地表の岩石は溶け、マグマ〔溶岩〕の海を形成する。
>このマグマが、後の地球環境をつくる鍵を握る。 >
>マグマは、水蒸気の圧力に応じ、水蒸気を吸い込んだり、
>吐き出したりする性質を持つ。
>熱をため込む水蒸気が増えると、マグマが水蒸気を吸い込み、
>熱は宇宙空間に逃げる。
>すると、地表の温度は下がりマグマは固まってくる。その結果、
>微惑星の衝突の衝撃が高まるので、再び地表温度は上昇を始める。
>このシステムで、地表温度は1500〜1700度Kの幅で
>一定に保たれるようになった。
>その仕組みがなければ地表の温度はとめどなく上昇し、
>現在の姿の地球はありえなかったはずなのだ。
神はこの地球を神の「言葉」で一日で創られたのであるから、上のような悠長な説明は意味が無い。
>〔海の形成〕
>
>原始地球がほぼ現在の質量に近づいた頃、微惑星の衝突も
>終息に向かっていった。
>地表で解放される衝突エネルギーも減少し、地球は次第に
>冷えていく。
>マグマの海も少しずつ固まり、地表の面積が増えていった。 >
>すると、それまで高温で地表近くに降りてくることができなかった
>水蒸気の厚い雲が、ゆっくりと地表に近づいてくる。
>地表温度が約650度Kに達した時、雲は一気に下降を始め、
>雲の下の大気は湿気を帯びて、どしゃぶりの雨が降り始めた。
これはNHKの「地球大紀行」でモデルが放送された。結構印象的なモデルである。しかし、聖書の記事によると、雨はノアの洪水の時まで地上に降ったことは無かった、と記されている。従って、ノアの洪水以前の地上の水の供給は地下水の穏やかな噴出によってまかなわれていたと考えられる。
>地球最初の雨は、熱水の雨だった。その温度は、摂氏300度
>近かったと考えられている。
>滝のような高温の豪雨は、いつ果てるともなく続き、地表では
>大洪水が起こった。
>この地表にたまった雨が、やがて地球を覆う海へと
>成長していくのである。
聖書を信じない者の作った「ノアの洪水」のシナリオのようである。面白いことに、彼らの説では、このノアの洪水は46億年前の地球誕生の比較的直後(と言っても一億年後!)に起こったということになっているらしい。
>最初の海は、おそらく摂氏150度程度の高温で、雨に含まれる
>塩酸のために、強い酸性を示していたと思われる。
>その灼熱の海に、生命の材料が集められていったのだ。
>
>〔ジャイアントインパクト〕
>
>地球の誕生から1億年後。巨大な惑星が地球に衝突する
>という大事件が起こった。
>これをジャイアントインパクトと呼ぶ。 >
>惑星の質量は、地球の約10分の1。
>ちょうど火星と同じ大きさである。 >
>大衝突は30分もの間続き、地球が蓄えていた大気や
>塵ばかりか、地球内部のマントルの一部までえぐり取り、
>宇宙へはじき飛ばすほどの衝撃を与えた。 >
>引き裂かれた物質の一部は、引力に引かれて
>再び地球に戻った。 >
>一方、遠くへ飛び散った物質は互いの引力で集まり、
>地球を回る衛星を作り上げた。
>月の誕生である。
仮説の真偽はともかくとしても、月が短時間のうちに出来た事を認めているのは評価できる。
>衝突は、海底にも大きな変化をもたらした。
>強い衝撃を受け、海底には地球内部のさまざまな
>物質を吐き出す煙突が立ち並んだ。 >
>ジャイアントインパクトを生命誕生の幕開けと見る
>科学者も多い。
「ジャイアントインパクト」とはノアの洪水の際の異変を見てそう言っている可能性がある。しかし、それはたったの4500年前の事件である。
>地球上に揃っていた化学物質は、その多くが
>衝突によって宇宙に吹き飛ばされたものの、
>それらはその衝突エネルギーによって >
>互いに結合して有機化合物となり、隕石や宇宙の塵
>(コズミック・ダスト)として 再び宇宙から地球に降り注ぎ、
>戻ってきたのだと、彼らは考えているのである。
証明できない仮説に過ぎず、これをそのまま受け入れている非創造論の科学者も多くはあるまい。現実問題として、今日宇宙から降り注いでいる宇宙塵の中に含まれている有機化合物は僅かである。地球に生命の発生を保証するだけの大量の有機物を供給することは不可能である。それほど大量の有機物がコズミックダストによって供給されたのなら、吹き飛ばされたまま地球に戻ってこなかった有機物がもっと大量にまだ地球と月のまわりに拡散して漂っている筈であるが、そういう証拠はない。
>
>〔物質から生命への飛躍〕 >
>これまでは、原始的なバクテリアが地球最初の生命だと
>考えられてきた。が、ここ10年ほど、科学者の間では
>新しい理論が立てられ始めた。 >
>バクテリアがあらわれる以前に、もっとシンプルなRNAに
>基づいた生命体が存在していたというものだ。
RNAだけで定義できる生命体とはウィルスである。このウィルスは他の核酸や炭水化物を合成できる高等生物の存在があってこそ生存できるものである。
>誕生のストーリーを追っていこう。
>当時の海には、青酸などの元素から生まれた塩基と糖、
>そしてマグマから噴き出したリン酸などが漂っていた。 >
>この3つの素材から何らかのきっかけで結びつき、
>やがてRNAという構造を完成させる。
これらの物質が高濃度で存在して交じり合っていてもRNAは出来はしないのに、しかも太古の海の、物質の存在が極めて低濃度の状況で、結合を促進させるエンザイムもなくて、どうしてこれが結びついてRNAになれると考えているのであろうか。これこそ非創造論者の非科学的な思い付きにすぎない。
>RNAは、不安定ではあるが自分で自分の情報を
>編集でき、浮遊するアミノ酸を集め、タンパク質を
>作り出す機能を備えている。 >
>自分自身を次の時間と空間に伝えることが生命の定義とすれば、
>RNAは生命の原点と言える。 >
>海に漂うだけの物質に秩序を与え、生命を誕生させたきっかけを、
>科学者はマジック・サーフェース(魔法の表面)と呼び、
>その謎を解くべく、さまざまな仮説が展開されている。
膨大な海の中に希薄な有機物と極微量のアミノ酸があって、そのなかで酵素も何も無いのに自己再生能力のあるRNA分子が生まれて、それが自然成長して行くと大真面目に信じるのが創造を否定する非創造論科学者達の実態である。塩があるのかないのかわからないような薄いスープの中にリンゴが浮かび上がって来るのを信じているような中世のイカサマ錬金術士のようで笑えるのである。これでは、生命の神の6日間の創造と、マジックサーフェスの謎とどちらが科学的であると言えるだろうか。このような証明不可能な奇矯な説を唱える自称科学者達に創造科学を疑似科学と言って非難する資格はない。もっと謙遜になってもらいたいものだ。
>〔猛毒の海と最初の生命〕
>
>微惑星の衝突がおさまり、地球が安定し始めた
>39〜37億年前頃、最初の生命体が誕生した。 >
>それはDNAを脂肪の膜にくるんだだけの単純な
>生物だったが、膜の中の環境を一定に保ち、
>自分の体をつくっては成長を繰り返し、
>子孫を残していく増殖力を備えていた。 >
>最初の生命は、雷や火山の力でつくられた有機物や、
>宇宙から降りそそぐ有機物、そして仲間の死骸を
>食べていた。 >
>だが、餌は豊富にあったわけではない。
>しばらくたつと餌は絶え、多くは死滅していったはずだ。 >
>この食料危機を乗り越えて、子孫を残していくことが
>できたのは、私たちから見ると猛毒である硫化水素を
>使うバクテリアだった。
>命の誕生は、現在のような美しい青い地球で起こったのではない。
>二酸化炭素に満ちた空、強烈な紫外線・巨大な月による
>激しい海の満ち引き、そして硫化水素や青酸カリが
>溶け込んだ猛毒の海。
>今の地球とはまるで違う環境が生命誕生の引き金となったのだから。
生命はブドウトウを代謝して生きるようにデザインされている。硫化水素を食するようなバクテリアもどこかから炭水化物を必要としている。もし、生命が何億年もの時間をかけて自然発生的にできたものならば、順序としては、通常の炭水化物を代謝する主流となる生物の発生が先ではないのだろうか。
>
>〔陸地の形成とシアノバクテリアの誕生〕
>
>この時代、地球上では2つの大きな事件が起こった。
>その1つは大陸の出現。
>もう1つは、シアノバクテリアの誕生である。
>35億年前から27億年前頃にかけて、現在の
>西オーストラリアの地域で、陸地が互いに衝突を
>繰り返しながら、大きな陸地へと成長していった。
>これが二酸化炭素にあふれた大気に影響を
>与えることになった。
二酸化炭素は地下のマグマに大量に含まれている。
>陸地の表面は風雨にさらされ、削り取られて海に
>流れ込む。
>流れ込む物質の中には、カルシウムやナトリウム
>など、それまでの海には少なかったものが大量に
>含まれていた。 >
>それらの物質が二酸化炭素を吸収し始めたのだ。 >
>二酸化炭素の濃度が薄くなると、温室効果は弱まり、
>地球は冷え始める。 >
>それと同時にオレンジ色の厚い雲は薄まって、
>太陽の光が直接海へ差し込むようになった。 >
>この地球の変化が、生命の進化に刺激を与え、
>大陸の形成と時を同じくして登場した
>シアノバクテリアにも大きな影響を及ぼしたのだ。
>
>〔世界最初の人口爆発〕
>
>西オーストラリア、ハマースレー峡谷。
>そこには、27億5000万年前から23億年前に
>かけての地層が現在も残されている。 >
>露出した山肌には黒い地層が続き、手でこすると >手が真っ黒になってしまう。 >
>調査の結果、この黒い塊はシアノバクテリアの
>死骸が降り積もったものらしいということがわかってきた。 >
>シアノバクテリアの層は、40メートルもの高さに及ぶ。
>この時代に、シアノバクテリアの想像を超える大量発生が
>起こったのだ。
オーストラリアのここだけで、どうしてこれが全地球規模のプロセスであったと言えるのか。ノアの洪水が全世界規模であった証拠の方が説得力が大きくて勝っている。
>海面にはシアノバクテリアがあふれ、海底には
>有機物の死骸がマリンスノーのように降りそそいだ。
>海底はヘドロのようになっていたに違いない。 >
>そして、このシアノバクテリアの大量繁殖が、地球環境を
>大きく変えていったのである。 >
>太古の海は、シアノバクテリアの吐き出す酸素であふれ始めた。
>それが海水中の鉄分と反応し、大量の赤さびを海底に
>降り積もらせた。
>
>海の鉄を酸化させ尽くした後も、シアノバクテリアは >酸素を出し続けた。 >
>そうやって大気中の酸素は次第に増えていったのである。 >