レスリー・ボへム(ボエムと発音される可能性もある)作、スティーブン・スピルバーグ監督の「テイクン」をとうとう観てしまった。ディスクロージャー・プロジェクトの関係者からはディスインフォメーションだとか言われて批判されているが、私自身はすっかり楽しんでしまった。魅力的なキャスティング、特に子役がとてもいい。
1940年代のフーファイターの出現から始まり、アブダクティー、宇宙人と地球人とのハイブリッド、宇宙人の研究と隠ぺい工作に携わった3家族の親、子、孫の3代にわたる壮大な年代記となっている。ロズウェル事件とこの3家族がからみ合って織り成す人生模様をベースにして、物語はかなり速いペースで進む。CM を除くと約15時間の作品である。
私は SF 作品には完全な事実を期待していない。作品を面白くするためにあちこちにデフォルメが入るのは当然である。そういう視点に立てば、この作品は将来、当代を代表する傑作と評価されるようになるかも知れない。ちょっと間延びし過ぎて疲れる箇所が含まれているが、全体として見た場合、心に残る良い作品であった。
作品の細部についてあれこれ解説するのは私の趣味ではないが、この作品のキーフレーズは「I love you everyday, twice on Sunday.」ということにしておこう。