11月9日と10日にバークレーで開催された第5回「新しい科学と古代の智恵」会議のスピーカーの1人であったジョー・ファーミッジのスピーチを会場で聞けなかったので、ロスト・アーツ・メディア・アンド・エンターテインメント社 (http://www.lostartsmedia.com) からこのスピーチの模様を録画したビデオテープを購入した。
ジョー・ファーミッジ ( http://www.paradigmclock.com/firmage/FirmageBio.html) は1970年にユタ州の教育熱心なモルモン教徒の家庭に生まれた。18才という若さでシリウス社という会社を設立し、その会社をノベル社に売却して23才で2千400万ドルという大金を手に入れた。その後、U.S.ウェブ社というインターネットのコンサルティング会社を起こしてそれを世界的な規模の会社に育てあげた。ところが、ある夜、臨死体験またはエイリアンとのコンタクト体験のようなものを経験してしまった。それ以来、彼は自分のUFOに対する考えを公の場で口にすることが多くなり、自分が設立した U.S.ウェブ社を追われてしまった。彼はそのことに対して別に苦々しい気持ちを持っているわけではないらしい。彼は現在、代替推進システムや代替エネルギーなどを自宅のガレージで研究している物理学者たちを援助したり、ウオール街とはまったく関係のない新しいインターネットのポータルサイトを設立してメジャーのメディアとはひと味違ったコンテンツを提供していくつもりらしい。このサイトのコンテンツを読者が購読するようなシステムになるらしい。
彼はピーター・デール・スコットのウェブサイト ( http://socrates.berkeley.edu/~pdscott/index.html) を紹介してアメリカの現政権を原始的だと言って痛烈に批判した。
彼はまた、「UFO否定論者はUFOについて十分に研究していない者たちだ。」と発言し、彼が信頼するUFO関連資料として、
リチャード・ホール (http://www.hallrichard.com/index.htm
)
ポール・ヒル (
http://www.scientificexploration.org/jse/bookreviews/10-4/hill.html)
、
リチャード・ドーラン (http://keyholepublishing.com/
)
ジェローム・クラークの The UFO Encyclopedia : The Phenomenon from the
Beginning
などの著書とヒストリー・チャンネルのUFO関連ビデオを推薦した。
彼と親しい諜報関係の大物だという人の言葉も紹介してくれた。それをここに引用させてもらうことにする。「世界を牛耳っている支配者階級は飛び抜けて頭がいい連中だ。その連中ですら首をかしげてしまうほどUFO問題というのは複雑だ。平均的アメリカ人は地球外生命体よりもスーパーボール(フットボールの全米決勝戦)の方に興味を持っている。頭が悪くて怠け者の一般大衆はUFO問題などについて知る必要がない。支配者階級はマキャベリズムを信奉している。」
ジョー・ファーミッジはそのような秘密主義に強く反発している。そしてスティーブ・グリア医師とは違ったやり方で世の中の意識改革に積極的にかかわっていこうとしているようだ。彼の話を聞いていると、「国境など無いと想像してごらん」と歌った故ジョン・レノンの「イマジン」という歌や故マーチン・ルーサー・キング牧師の「私には夢がある。」という文句で始まる有名な演説を思い起こさせるような理想主義が感じられる。このような人物はこの国ではしばしば銃弾に倒れたりするのでちょっと心配であるが、彼の今後の活躍におおいに期待したい。1人の女性から「政治家になりたいか?」と質問されて、彼は「政治よりももっと自分に合ったやり方で世の中を変えていきたい。」と語っていた。権力をただむやみに恐れるのではなく、自分の信じる事を実践して世の中を変革していこうとする弱冠32才の青年実業家に好感を持った。人間という生き物には建設的なヴィジョンが大切であるということを教えられたスピーチであった。