Sのアブダクション体験から、私はUFO関連図書を片っ端から読み始めた。Linda Moulton Howeの「An Alien Harvest」やDolores Cannonの「Beyond Abduction」は一読に値する。読んでも読んでも疑問は深まるばかりで、いっそのこと自分が誘拐されてみるのが一番手っ取り早いだろうと思い出した。残念ながら、それは今日まで実現していない。宇宙人が何を考えているのか知りたいと強く思っている。
Sもまた同じで彼等が何を考えているのか知りたいと思っていた。アブダクション体験から9ヶ月後、Sが今度は人間の姿をしたヒューマノイド2人にコンタクトされた。いつものようにインデアンの聖地で瞑想状態に入っていたら、ヒューマノイドが突然現れた。普通の洋服を着ていて、近付かないと宇宙人だとは思えないほど人間そっくりだったが、頭の形がちょっと変だった。2人の名前をヤーシャとサーシャと言い、ヤーシャは男、サーシャは女だった。テレパシーと言葉の両方でコミュニケーションがとれた。Sの自宅まで3人が一緒に歩いて帰り、いろいろな話をした。
この時の体験をSが珍しく手紙に書いて送ってくれた。その手紙はかなり支離滅裂ではあるが、消えた記憶をたぐりよせて書いているので、どうしてもそうならざるを得ないようだ。この手紙の内容をかいつまんで下記に述べる。
「僕が話したことのなかには、宇宙人にはまったく理解できないこともあったが、理解できるところもたくさんあった。いろいろなことをお互いに尋ね合った。
すべての社会と銀河に存在するボヘミアンや音楽家や芸術家などはおそらくこの宇宙において最も重要な生き物であろう。もう科学者たちは知っていると思うが、地球とこの太陽系への訪問者たちはボヘミアンタイプと支配欲の強いタイプに別けられる。
南大平洋のポナぺ島の北東にマント島があり、その北部では宇宙船の離着陸が活発だ。そこには宇宙船の飛行に適した電磁波があり、ときどき嵐になるほかは天候にも恵まれている。
「どうして君の家の壁には楽器と一緒に拳銃が飾られているの?」
「どうして人間たちは自転車やスクーターやスケートボードなどのいろいろな乗り物を持っているの?」
「デボラ・ハリーかクリシー・ハインズに会ったことがあるの?」
「シッド・ヴィシアスというミュージシャンはどうして死んだの?」
「エルヴィス・コステロはどうしてエルヴィスという名前なの?」
「どうしてビージーズは70年代に大きくヒットしたの?」
以上が、彼等の僕に対する質問の一部だが、音楽、芸術、ダンスなどは地球人ばかりではなく、宇宙人にとっても大事なものらしい。宇宙人たちはクリシーのことを音楽の天才だと言っている。僕もそう思っていたので彼等と意見が一致してうれしかった。宇宙人はアイスランドの女性歌手、ビヨークの音楽やビージーズ、1960年代の英国のグループのムーブメントも好きだ。
「どうして地球の映画産業は宇宙の変な出来事に焦点を当てて映画作りをやるの?」「The Day the Earth Stood Still」や「 On the Beach」などの映画について話し合った。
軍のテクノロジーについても話しあった。
その他、彼等は僕の気違いじみた感情にも興味を持った。
彼等はずっと前から僕に目をつけていた。僕は前にもコンタクトされていた。
どこで手に入れたのかわからない山吹色のカルマンギアに乗ってヤーシャとサーシャは、南の方に去っていった。その時に彼等の写真を撮ろうとしたが、カメラが作動しなかった。」
以上、彼からの手紙の一部を記してみた。原文はもっともっとわかりにくいものであったが、わかりやすい部分だけを拾ってみた。またここには書けない部分もあった。音楽と映画の知識は私の弱点であるため、その部分を正確に記述できたかどうかには自信がない。
宇宙人否定論者にはとんでもない話だろうが、私はこの話を100バーセント信じている。