不思議を求めて その2







「エスクリピオン」や「バークレー・サイキック・インスティチュート」に通っていた頃、私は幽体離脱にも大変に興味を持っていた。私の知人のSは生まれつき霊感体質を持つ人間で、アストラル・トリップ(アストラル体が望むところに自由に飛んで行って、行った先の情景などを見てくる。)の常習犯であったこともあり、私も是非1度体験してみたいと思って憧れていたのだ。私の方は、現在のところほんのわずかな霊感体質しか持ち合わせていない。アストラル・トリップなどという言葉も大人になってから超心理学を勉強するようになるまで知らなかった。以前はSがそのような話をすると、彼が気違いなのではないかと疑っていたくらいだ。私の超心理学の勉強が進むにつれて彼の話が嘘ではないことを信じるようになった。そしていつかは私もという意欲を持ってさらに読書を続けた。

そんなある晩、とうとう私も幽体離脱を体験させてもらった。夜中にベッドで眠っていた私の目の前にトンネルが現れて(そのトンネルの中は螺旋状になっていた。)、その中に自分の肉体から分離したアストラル体が吸い込まれていきそうになった。とても恐ろしくて必死で抵抗していたら目がさめた。そのトンネルはまるで掃除機みたいだった。夢というにはあまりにリアルで、あれが夢であったとはとても思えない。あんなに幽体離脱に憧れていたのに、実際に起ってみると恐ろしくて入っていけなかったなんてとても間抜けな話だが、事実なのだからしかたがない。その時以来、「死後の世界の探究はほどほどにして、もっと現実を大切にしよう。」と思ったのだから、よっぽど恐ろしかったんだろう。

今ここでそういう事が自分に起った原因を分析してみると、いろいろと思い当ることがある。
 


思い起こせば、その頃自分の寝ているベッドが空中に浮き上がる夢なども見ていた。私は夢というものをあまり覚えていない人間なので、覚えている夢のインパクトは強い。時には予知夢だったりする。

今度こういう機会を与えられたら迷わずにトンネルの中に入っていきたいと思っているのだが、私の健康状態が良くなるにしたがって、だんだん感覚が鈍くなってきていて不思議な体験からは遠のいているような気がする。



注:

超心理学関連サイトで私のお気に入りのサイトをご紹介します。中村雅彦(パラトラパ雅)さんが開設しておられるサイトhttp://homepage1.nifty.com/paratorapa/ です。
 

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